お知り合いのブロ友さんたちが「音の良い音源」を紹介してくださっているので、“陽だまりオーディオ”を掲げる当方は「気持ちの良い音源」を紹介する方向で行こうと思います。
気持ちの良いにもいろいろありますが、こちらは陽だまりですからウトウトと眠くなるような心地良さであって、ドカンという轟音とか、スカッと切れる爽快さではないので、そちらを求める方には向かないことをお断りしておかなければなりません。
気持ちの良いにもいろいろありますが、こちらは陽だまりですからウトウトと眠くなるような心地良さであって、ドカンという轟音とか、スカッと切れる爽快さではないので、そちらを求める方には向かないことをお断りしておかなければなりません。
その昔、アメリカにパット・ブーンという育ちの良さそうな男性アイドルがいたのをご存知の方は少なくなったかな。一昨年になりますが、子供のころに見た映画で憧れ、５０年間正体がつかめず追いかけ続けてきた幻の女優さんのことを記事にしたことがあります。その映画の主人公の青年将校に扮していたのがパット・ブーンで、日本で言えばさしずめ若いころの加山雄三のポジション。
育ちが良くハンサムであることはもちろん、誰にでも好かれる好青年。歌えて、映画の主役もつとめてしまうマルチな才能を発揮する若大将でした。アメリカの芸能界では、ちょい悪ではみ出しモノ的翳りのあるエルビス・プレスリーと陰・陽の対比で売っていたとも聞きました。
育ちが良くハンサムであることはもちろん、誰にでも好かれる好青年。歌えて、映画の主役もつとめてしまうマルチな才能を発揮する若大将でした。アメリカの芸能界では、ちょい悪ではみ出しモノ的翳りのあるエルビス・プレスリーと陰・陽の対比で売っていたとも聞きました。
彼の懐かしいアルバムはこちらから試聴可能。５０代以上の方なら、懐かしさを覚える曲があるでしょう。私は、彼のソフトで甘い歌声が好きでした。
さて、長めの前置きになりましたが、本日のお題は、パット・ブーンの娘のデビー・ブーン。ソロデビューの「You Light Up My Life」が大ヒット。この曲は邦題が「恋するデビー」などという陳腐なものであったため、だいぶイメージを損ねていますが、あちらでは人生を照らしてくれるのを単なる“彼”ではなく“神”と重ねて聴かれ、今や教会のスタンダード曲にまでなっているとか。
したがって、リアン・ライムスなど女性歌手のカバーが多いのはもちろん、トム・ジョーンズ、エンゲルベルト・フンパーディンク、ジョニー・マティスといった実力派の男性大物歌手たちまでがこぞって取り上げています。
1992年、朗々と歌い上げるサビの部分が全日空のCMに使われたのは、ベス・ニールセン・チャップマンの歌声でした。
したがって、リアン・ライムスなど女性歌手のカバーが多いのはもちろん、トム・ジョーンズ、エンゲルベルト・フンパーディンク、ジョニー・マティスといった実力派の男性大物歌手たちまでがこぞって取り上げています。
1992年、朗々と歌い上げるサビの部分が全日空のCMに使われたのは、ベス・ニールセン・チャップマンの歌声でした。
では、Youtubeからデビー自身の映像を。デビュー当時ではなく、少し歳を重ねてからのものだと思われますが、最後には総立ちになる観客の反応から彼女が支持されていることが伝わってきます。
他のカバー歌手たちのは、サビ（４０秒すぎ）に至るまでの部分がいかにも前置きに聴こえてツラいですが、さすがに彼女の歌はそんなたるみがなく気持ちよく聴けます。
実は、日ごろウトウトしながら聴いているのはこちらのアルバムで、ここには上で話題にした「恋するデビー」（笑）は入っていません。
全曲スタンダードで、アルバムタイトルのRosemaryとあるのは、2002年に亡くなった名歌手ローズマリー・クルーニーに敬意を表して製作されたものであることを表しています。３曲目など、ステイシー・ケントの歌声でもおなじみですね。CONCORDから発売されているだけあって、ジャズのフレーバーもちょっぴり盛り込まれています。
（収録曲）
1. Blue Skies
2. I'll Be Home
3. The Best Is Yet To Come 試聴ページへ
4. I'm So Lonesome I Could Cry
5. Mood Indigo
6. It Might As Well Be Spring 試聴ページへ
7. Van Heusen Medley
8. You're Gonna Hear From Me
9. It Never Entered My Mind/In The Wee Small Hours Of The Morning
10. I've Grown Accustomed To His Face
11. Time After Time
12. The Music That Makes Me Dance
13. You Are There
14. Blue Skies (Demo)
1. Blue Skies
2. I'll Be Home
3. The Best Is Yet To Come 試聴ページへ
4. I'm So Lonesome I Could Cry
5. Mood Indigo
6. It Might As Well Be Spring 試聴ページへ
7. Van Heusen Medley
8. You're Gonna Hear From Me
9. It Never Entered My Mind/In The Wee Small Hours Of The Morning
10. I've Grown Accustomed To His Face
11. Time After Time
12. The Music That Makes Me Dance
13. You Are There
14. Blue Skies (Demo)
元々、アイドルというよりは実力派の歌い手という印象でしたが、このアルバムの落ち着いた歌声は、読書や昼寝の友に絶好。意外に録音も良く、ところどころでソロを聴かせるサキソフォンやピアノの音も綺麗に収録されていますから、本を閉じて聴きほれることもしばしばです。