オーディオ機器を整理すべく、選別の日々だ。
ところが、気に入って手元に残しているものはそれぞれ捨て難い良さがあって、右から左というわけにはいかないのを痛感している。
ダメ出しのつもりで鳴らすと、これまでで一番良い音を出したり、あるいは、突然ゴネるかのように片チャンネルの音がおかしいなどというのも出てきて、その修理手配に追われる事態も生じる。(^^;
ならばと、ハードからソフトへシフトし、こちらもあふれかえっているCDの処分に着手する。専用のCD棚にゆとりを持って収納するには、少なくとも4~500枚は減らす必要がある。
「これはまず聴き直さないな」というのもあるにはあるが、アルバムとしては気に入らないがラストの1曲はときどき聴きたくなるだろうとか、演奏は大したことがないが音がやたら良いなど、けっこう処分を先送りにしたくなる要素が見つかって、収納棚に逆戻りというCDも出てくる。
それでも何とか60枚程度は処分対象を選びだしたが、焼け石に水。うーむ、これではよほどハードルを下げないと、500枚には届きそうもない。
売却価格重視ならオークションやアマゾンの中古売却を利用するのが良いが、手間ひまを考えると腰がひける。結局、中古CDの買取り業者に一括売却することにした。
2,3の業者に当たった限りでは、国内紙ジャケ>国内通常仕様>輸入盤 の順に買取り価格の相場が形成されているようだ。これに、発売年度や人気度(あるいはレア度)、付属品(帯など)の有無などで価格が決まる。
往年の大ヒットアルバムは流通数が多いということで買値は低く、場合によっては値がつかないこともある。中古の流通価格は演奏内容の充実度とはほぼ無関係である。アイドルものが概して買値が低いのは、旬を過ぎたら価値が急降下ということで、商品価値に占める音楽の要素がごく小さいことを示している。
スペースづくりのための売却だが、どうしても聴きたくなったら買い直す、というくらいの覚悟でないとCDの処分は進まない。