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Channel: 音の味わい、人の味わい
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物欲解放

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年に一度の繁忙期で記事更新どころか、巡回もままならない。
 
そういうときに限って、ストレスを鎮圧するために物欲が頭を持ち上げる。一部の女性が不満や空しさを埋めるために陥ると言われる「買い物依存症」と根は同一であろうか。
 
現在エージング中のKEF Q300(Vup)は熟考の末の買い物であったのだが、今回の挙動は完全にストレスが原因である。
 
以前から興味を覚えていた製品のうち、まずこれに手を出してしまった。パネル上での操作が最低限しかできないと不評をかっているCDプレーヤーだが、音は良いらしい。メーカーの最近のSACDへのアプローチを聴いてみたかったのだ。届いて鳴らしてみた印象はまずまず。これは、後ほどゆっくりレポートしたい。
 
イメージ 1
 
続いて、同じメーカーのこちらのスピーカーに行きそうになったが、これはかろうじて踏みとどまった。(^^;
 
イメージ 2
 
ピュアモルト樽材のBOX、TADの技術を導入したウーファーがウリのアレである。
見て楽しむには趣味性の高い製品だが、やはりこの大きさでは低音をもの足りなく感じるに違いない・・・聴感的満足度がKEF Q300(Vup)を上回るとは思えない・・・などと物欲抑制に努めるも、某ショップの「注文」ボタンの上でマウスの左クリックが勝手に作動。あらら!(>_<)
 
しばらくして、ショップから「先約あり」のメールが来てやれやれと安堵するも、翌朝「商談キャンセルで注文できます」と、有難くも迷惑な知らせがあった。ウームどうするか、これも縁かと思いつつ、最後のひと押しのパワーを貰おうと絶賛レビューを求めてネット上をうろついていると、賛否相半ばで、けっこう使いこなしの難しいスピーカーではないかという印象を持った。(実は音を聴いていないのだ)
それなら、鳴らしてみようじゃないのと意気がってみたくもなるが、艶とか風情といった、日頃当方が重視している要素はあまり豊かではないらしい。それでは、すぐに聴かなくなってしまうだろうなぁ、などと思いつつ、あちこち回っているうちに、使いこなしに効果ありということでこんなスタンドが紹介されていた。
茨城県日立市で誕生したアレである。
 
イメージ 3
 
こちらも以前から気になっていた製品。
 
全体が鉄骨の骨組みみたいな「スタンダード」は形状が好きになれないが、木製スタンド併設でこの「ミニ」の使用はアリかもしれない。
 
入手金額は、ピュアモルトSPの中古価格とほぼ同じくらい。それなら、LS3/5やQUAD11Lがより良い音で聴けるかもしれないこちらの方が魅力的。ということで、ピュアモルトの選択肢はこの時点で消去。 
 
スピーカーをキャンセルしたもう一つの要因は中古ショップの「現状販売」だ。多くの中古ショップ(ハードオフでさえ)で、3~6カ月以上の保証をつけてくれる昨今、到着から一週間だけの機能保証は貧弱。その分割安の値付けをしているということなのだろうが、これはアフターフォローの面倒くささを回避する販売方針か。悪く言えば“売りっ放し”で、市場の趨勢に逆行しているように感じられないこともない。
 
こんないきさつで、背中を押してくれるSPのレビューを探しているうちに、別の沼に引きずり込まれそうな状況に遭遇することになった。
 
仕事のピークはどうやら越えたので、一気に物欲消滅の可能性もあるが、決断するかどうかは今のところ五分五分。
 
忙しかったからといって、たいした稼ぎになるわけではない。その度に買い物をしていてはタコが自分の足を食べているようなものだ。
・・・そのうち足を食い尽してしまうかもしれないなぁ。

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